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ポイント5:約定力
さて次は少し比較が難しい約定力についてです。約定とは注文が成立することです。
では約定力、約定スピードとも言いますがこれは注文を行ってからその注文が成立するまでの時間のことをいいます。
まだ取引したことがない方はわからないかもしれませんが、注文とはボタンを押した瞬間にその価格で約定されるわけではないんです。
基本的には長くても1秒以内には約定されます、が値動きが激しいときは自分が本来入りたかった価格とずれた位置で入らされるということもあるわけです。約定スピードをデータとして公開している業者もありますが、公開していない業者も多いですしもっと言うと測定方法を何かと都合が良いように行っている場合もありあまり参考にはできません。約定スピードに限らずスプレッドなどでもそうですが、業者はよく見せようとしますから良い結果を全面に押し出してきます。
スプレッドだと変動制なのに一番狭いタイミングをあたかも標準スプレッドのように掲載していたりするわけです。
となると実際に口座を開いて体感してみるしかないということになってしまいます。
業者は相当な数がありますからいちいち確認はしていられません。ですので口コミだったり個人で計測してまとめてくれているサイトを参考にさせていただいたりしています。
ある程度あいまいな基準ではありますが、それなりの下調べをしてそれを基準にして選んでもよいかと思います。
正直約定力、約定スピードなんていうのは相場の値動き次第でいくらでも変わってしまうものなので一つの判断基準とするのはちょっと難しいんですが、仮にあまりにもひどすぎるみたいな情報が多いのであればやめた方がよいと思います。
ポイント6:信頼度
約定力とも内容が少し重複はしますが業者自体の信頼度というのも重要です。
どういうことかというとお金をちゃんと出金させてくれるかとか潰れちゃはないかとか潰れてもお金は戻ってくるのかみたいなことです。
僕は今までFXをやっていてそういった問題が起こったことはないですしそんな問題そうそう起こらないだろうとは思っています。ただ仮に起こってしまった場合お金がなくなってしまう場合もあるわけです。なくなってからあのときちゃんと選んでいればと嘆いても遅いですから業者選びの段階からしっかりと確認しておきましょう。
さてここで大事なのは「顧客分別金信託」です。
顧客分別金信託とは企業としてのお金と顧客のお金を分割して管理し、顧客の分の資金を信託銀行に預けることを言います。これがなされていないと、仮にその業者が倒産したときに顧客の分のお金まで差し押さえられてしまってお金を返してもらえないことになってしまいます。逆にここがしっかりとしていれば、いざ業者が経営破綻したりした場合も口座の残高は戻ってくるということになります。
ちなみにこの顧客分別金信託は日本の法律である金融商品取引法で義務づけられているので、国内業者は絶対に大丈夫ですが海外業者は行なっていないこともあるので注意が必要です。
なるべく安心して口座を使いたいのであればこの信託保全がなされている業者を選ぶことを強くお勧めします。とはいえそもそも潰れないような業者を選ぶ事が一番大事です。
客欲しさに一時のスプレッドやボーナスを提示するの業者とかもありますがそこにつられて口座を作っていっぱい入金して…というのはやっぱり多少のリスクは覚悟しないといけません。
法的に必ずお金が戻ってくるとは言ってもそもそもそんな面倒事自体無いに越したことはないわけですから、業者の企業としての規模も判断基準に入れるべきかもしれません。
ポイント7:キャンペーンやボーナス
そして最後はキャンペーンやボーナスです。
しかしこの項目はそこまで重要ではなく、本当にFXを全くやったことがなくて入金するのもちょっと怖いという場合は業者の中には口座開設が完了した段階でいくらか口座に入金されるというところもあるので実際のお金を入金しなくてもリアル口座でトレードすることができるわけです。
こういったボーナスは海外業者が多いですがそこまでではなくとも国内業者の場合はトレードした分だけキャッシュバックがあったりとか入金でボーナスがもらえたりと業者ごとにいろんな種類のキャンペーンやボーナスがあるのでチェックしてみても面白いかなと思います。
私が重要だと思うポイントはこんな感じでしょうか。
補足
当然他にも色々要素はって例えばスワップポイントはどれくらいつくのかみたいなのがあります。
ちょっと難しいんですがスワップポイントとは2国間の金利差によってお金がもらえるシステムのことです。
要は金利の高い国の通貨と低い国の通貨のペアで高い方を保有する側のトレードした場合その金利差分だけ1日ごとにもらえます。
このスワップポイントは当たり前ですがポジションを何日も持ち続けるようなトレードスタイルでなければ生かせませんが、逆に頻繁にトレード出来ない方にはオススメの方法とも言えます。
その他にもプラットフォームの良し悪しも考慮に加えるべきだと思われる方もいるかもしれませんが、正直ここに関しては普段は自分が好きなプラットフォームで分析してエントリータイミングを取るときだけ別のものを使えばいいと思うので、そこまで重要視していないので除外させていただきまました。
プラットフォームに関しては「MT4」「MT5」が使いやすいと思います。
人それぞれなのでなんとも言えない部分でもあります。
まとめ
さて今回は業者を選ぶにあたって重要視するべきポイントについて解説していきました。
FXを初めて見たいいけどどこの業者で口座を作ればいいのかさっぱりわからないという方は今回私が紹介した箇所に気をつけながら色々調べて見ていただけたらなと思います。
要素がたくさんあってちょっと難しいと感じたかもしれませんが特に国内業者の場合はたくさんあれど基本的には似たもの同士の性能なので特徴が立ち過ぎてて選べないいってことはあまりないはずです。
最低限今日話した箇所を見てよほどおかしな点がなければ大事・失敗はしないはずなのであとは自分に合った業者を選んでみてください。